「なぜ」「どうして」「どうしたら」の疑問に、スポーツ科学に基づいたUS LPGAメソッドで丁寧に分析、一人ひとりの体の可動域を元に改善指導を致します。お申込みは、お問合せフォーム又はお電話でどうぞ。
「インパクトで体が開く。」 ご受講5ヶ月後にベストスコア120→103へ更新(女性S様)
レッスンリクエスト
自己流で3年間、ゴルフをされてきた女性ゴルファーS様。
「アイアンで体が開いてしまう」のがお悩みでした。
スイング分析
とても運動神経の良いS様は、ダウンスイングでクラブの解きが早いながらも、下半身の捻り戻しで球を捉えようとする動きがありました。バランスの良いフィニッシュも素晴らしいと思いました。
ただ、ダウンスイングで軸がターゲット側にずれてしまい、尚且つ左肩が早く開いていました。これがインパクトで体の開きが早いことへとつながっていたのです。
通常このような動きがあると、手打ちや後ろ足バランスのフィニッシュになりがちなのですが、S様のバランスのとれたフィニッシュは、運動神経の賜物だと思いました。
指導内容
軸がぶれる癖を直すために、スイング改善中は足幅を狭くして取り組んで頂きました。足幅を狭めにすると、重心がぶれにくくなる利点が、足幅を広めにするとどっしりとした安定感を得ることが出来る利点が其々にあります。S様の場合は、軸からぶれないスイングを作る為、補強中はスタンスを狭めにして頂きました。
左ひじが曲がりシャフトの垂れ下がっていたトップポジション。そこをコックを導引することで、改善していきました。
トップでのコックは可動域で個人差があります。無理をしてコックを作ろうとするとケガの元になりますから、痛みのない範囲内ですることが大切です。
軸を中心に捻り戻す動きを自宅ドリルで練習して頂いた結果、左肩が早く開かずにダウンスイングが出来るようになっていきました。
取り組みの結果
インパクトで上手に力を球に伝えることが出来るようになりました。弱点を補うことに使われていた長所が、S様のスイングの‟強み”として表現されるようになったのです。
スイングが改善されたことで、S様の長所がスイングにもたらしたものがあります。
それは…
ダウンスイングでのタメです。(下図の黄色線)
S様の運動神経の良さが、ここに活かされるようになったのです。
「忙しくて練習場に行く機会があまりないから…。」
と、課題のドリルを‟Sさん流ドリル”に改善し。自宅練習を続けられたS様。
レッスン開始後5ヶ月でベストスコアを120→103へと更新されました。S様のご努力の成果ですね。
《上達のポイント》
運動神経の良い方は、感覚を球に伝える事が上手にできる長所があります。でも感覚ばかりだと調子の良い時と悪い時の差が出てしまいます。またスイングの立て直しに時間がかかってしまうことがあります。安定したショットと距離感には、ご自身のスイングへの論理的な理解と感覚で球を捉えること、この2つが大切です。スイングの理解があることで「ここはこのように打っていこう。」「このライだったら、こうしようか。」とご自身の感覚を存分に活かして、ショットを楽しんでいく事ができます。